【初心者向け】F値を使って簡単に写真のクオリティを上げよう

みなさん、こんにちは!カメラや機械が好きな「ガジェッターのぽちお」です。

 

突然ですが「絞り」「F値」という言葉は聞いたことがありますか?

カメラの機能の一種で、これをうまく調整できるようになると今はやりの「映える」写真が簡単に撮れるようにもなるんです。

 

最近「フォトジェニック」、「インスタ映え」という言葉を耳にすることが多くなりましたね。

それに加えて2018年には「ムービージェニック」という言葉も生まれるくらい、いわゆる「映える」写真や動画を撮ったりシェアするのが流行ってるんですね。

今回は一眼レフで映える写真を撮るための「絞り・F値」という機能についてお伝えしていこうと思います。



そもそも絞りやF値ってどんな機能なの?

絞り:カメラに入る光の量を調整する仕組み

カメラに入る光の量は、何枚もの金属の板が重なることで調整され、重なった金属の板でできる中央の穴を大きくしたり小さくしたりすることで調整します。

F値:絞りの大きさを数値で表したもの

値が小さくなると穴は大きくなり光の量は増え、値が大きくなると穴は小さくなり光の量が減ります。

 

絞りを開ける、絞る。F値を小さくする、大きくする意味

まずはしっかりと呼び方と現象を覚えておきましょう。

・光の量を多くする →「絞りを開ける」「F値を小さくする」

・光の量を少なくする →「絞りを絞る」「F値を大きくする」

絞りを開けるとF値は小さくなり、絞りを絞るとF値は大きくなります。



F値を変えることで写真の印象を変える

F値を変えることで、写真のぼけ方やシャープさに変化を加えることができるんです。

 

例えば、手前の被写体に思いっきりピントを合わせて背景をぼかしたいと思ったら「F値を小さく」する。

逆に、手前にある被写体から背景まで全部にしっかりとピントを合わせたいのであればF値は大きくする必要があります。

 

代表的なF値の数字列を覚えておく

F値の数字列は下のようになっています。

「1、1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16」

数字が右隣に行く(数字が大きくなる)と光の量は2倍になります。また、1つ左隣に行くと(数字が小さくなると)光の量は半分になります。

 

F値の数字を1つ大きくしたり小さくすると、光の量は2倍になったり半分になったりすると覚えておきましょう。

撮影をする上でどうしてこの数字列になるかは知らなくても問題ないですが、もし知りたい人がいたら自分自身で調べてみてください。



F値を変えるとこんな写真や動画が撮れる!

ここでは「F値と撮れる写真の種類」を紹介していきます。

ただカメラのメーカーが違えばF値は同じ値でも若干の色合いの違いは出てくるので、そこは頭に入れておきましょう。

 

背景を大きくぼかしたい、暗くても手持ちで撮りたい

●1,4~2,8くらい

F値ではかなり小さい方になります。

これくらい値が小さいからこそ、カメラの取り込む光の量が増えるので、暗い場所でも手持ちで手ブレを軽減しながら撮影ができるんです。

 

スナップ写真みたいな絵を撮りたい

●5~5.6くらい

ちょうどバランスが取れた数字になっているので、背景もボケすぎず、かといってシャープすぎることもなくなります。

スポーツ観戦や運動会のように動きの早い被写体を撮るために、シャッターチャンスを優先したい場合には最適だと思います。

 

風景写真をシャープに撮りたい

●8くらい

ちなみに、僕が風景を撮影するときに設定する値が大体7~8くらいですね。ちなみに、カメラの性能を最もよく引き出せるのがF値8と呼ばれています。

ただし、手ブレも大きくなるというデメリットもあるので、オススメは三脚やスタビライザーを使って手振れ補正をより強固にすることですね。

 

その他、ちょっと特殊な写真を撮りたいとき

例えば車のライトの光を線のように撮影したいとか、星の映像を円を描いているように撮りたいとか。そういく特殊な写真を撮影したい場合F値を14以上に設定することになります。

このあたりは応用になってくるので今回は省きますね。

 

F値とシャッタースピードでワンランク上の写真を!

シャッタースピードに関しては、また別の機会に書いていこうと思います。

F値とシャッタースピードを組み合わせることで、いろいろな写真をとることができます。それだけじゃなくホワイトバランス(WB)も組み合わせることで、無限大の可能性を秘めています。

バリエーションはどんどん増やしていきましょう!

 

まとめ

いかがでしたか?

まずはたくさん量をこなすことで、自分の好みの色合い、雰囲気などがどんどんわかってきます。

F値は好みの写真や動画を数字としても残してくれるので、似たような写真をとりたいと思ったとき比較的簡単に再現できると思います。

是非活用してみて下さいね!



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