【初心者向け】ホワイトバランスで写真の印象を変えてみよう!

みなさん、こんにちはカメラや機材大好き「ガジェッターのぽちお」です。
今回のテーマは「ホワイトバランス(以下、WB)」についてです。
ホワイトバランスについて、
- そもそも何?
- どうやって使うの?
- なんか聞いたことはあるけどイマイチよくわかっていない…
そんな人が多いんじゃないでしょうか?
もちろんボクも例外じゃなくて最初はよくわかってなくて、ずっと設定をいじらないで動画や写真を撮っていたんです。
なんてもったいないことをしていたんだろうという感じですが…。僕みたいにもったいないことにならないようにするためにもWBについてしっかりと知ってほしいと思います。
ホワイトバランスってなに?
ホワイトバランスってなにか、wikipedia先生に聞いてみると、
「さまざまな色合いの光源の下で、望んだ色調の写真を得るための補正のことである。」
(参照:wikipedia)
ちょっと抽象的ですね。ほかにもいろいろ調べてみると
「撮影環境での光の色の影響を補正して、白を白く写すための機能です。」
(参照:SONY)
これもなかなか難しいですよね。
シンプルに言えば、「白いものを白く見せるために色あいを補正するためのカメラの機能」ということになります。
WBってなんのための機能なの?
そもそもどうしてWBってどんな機能なんですか?という疑問をまずは解決していこうと思います。
カメラの場合、被写体になるものがもともと白いものであったとしても光源(光を発するもの、ex:太陽、蛍光灯、豆電球、白熱電球など)に色がついてると、白とは認識できず色見のついた写真や動画ができあがってしまいます。
だからその色見を調整するためについているのがWBということになるんですね。
カメラに比べて人間の目はすごく優秀で、光源が変わったとしても瞬時にそれを判断して色合いを調整する力を持っています。
だから、例えば「目で見た富士山ってきれいに夕焼けに染まってオレンジっぽかったのに、動画(写真)を見返してみたらなんか青っぽいぞ?」みたいなことが起こります。
これはまさにこの調整機能が原因なんです。
だからWBをしっかりと調整できるようになれば、これからは目で見た色あいで撮影を進められるようになります。
光の色を表す値「色温度」の存在
前述のとおり、そもそも白いものに色がついてしまうのは光に色がついているからなんです。
人間の視覚は、物が発する光の波長に応じて色を識別しています。その波長による光の色は「色温度(K)」で表されます。
色温度とは簡単に言えば、光の色を数字を使って表したもの。色温度の数値が小さいほど赤みが強くなり、数値が大きいほど青みが強くなっていきます。
日中の太陽光で大体5500Kで、白熱電球は3500~3000Kくらいですね。
ちなみに、カメラでホワイトバランス調整をする場合は色温度を小さくしていけば青みが増して、大きくしていくと赤みが増します。普通の色温度の数値の考え方とは逆になるので注意しましょう。
なぜ数値が逆になるのか。
これは色を補正するために赤みや青みを足したり引いたりしてちょうどいい色に調整するためだからです。
WBにはどんな種類があるのか?
ここではベーシックなものを5つ紹介していこうと思います。
①オート(AWB)
オートの場合はカメラが自動で自然な色合いで写るようにホワイトバランスを調整してくれます。何も設定をいじっていない状態であれば最初はAWBに設定されているはずです。
②曇天
雲った屋外で自然な色に写ります。オートで撮影するよりも赤みがかった写真が撮れます。
③(晴天)日陰
曇天よりももう少し赤みが強くなるのが特徴です。やわらかい印象を与えることができるようになります。
④蛍光灯
AWBよりも青みがかった映像や写真を撮ることができるようになります。シャープでスマートな印象の写真を撮るときに使ってみるといいですね。
⑤白熱電球
蛍光灯よりもさらに青みが強い映像や写真をとることができます。
この5つが覚えられて使いこなせるようになるだけでも初心者は卒業ですね。
注意点として覚えておいてほしいのは、カメラの種類やメーカーによっても色は若干異なるということです。カメラの購入を考えていて画質や色にこだわりたいときは試し撮りしてみることをオススメします。
実際に自分のSDを持っていきお店のカメラに差し込んで何枚か撮影して、家のパソコンで確認して納得いくものを買うといいかと思います。
「クールな寒色、優しい暖色」
撮影する被写体を「透明感のあるものにしたい」とか「暖かくて柔らかい雰囲気にしたい」とかどんなイメージの映像や写真にしたいかでホワイトバランスの選択も変わってきます。でも、そんなに難しく考える必要もありません。
頭に入れておいてほしいことはシンプルにたった2つだけ
・やわらかさ、アンティークっぽさ、優しい感じ出したいときは暖色系
・クール、無機質な感じに近づけたいときは寒色系
それぞれの色合いが出るようにホワイトバランスを調整してあげるだけでオッケーです。
寒色系の色見を強めたいのであれば「蛍光灯」や「白熱電球」、暖色系の色見を強めたいのであれば「曇天」や「(晴天)日陰」を選択するといいですね。
まとめ
・AWB以外を使うことでいろんな雰囲気やイメージのものを撮影できる ・【青み】:白熱電球>白色蛍光灯>AWB>曇天>日陰:【赤み】
・ホワイトバランスは白いものを白く見せるための機能
せっかくカメラを持って色んなもの撮影をしていくのであれば、どうせなら自分が思い描くようなものを残していきたいですよね。
「これはアンティークっぽさを出してみたんだ」
「かっこいい映像が撮りたくて、シャープなイメージになるようにしてみた」
僕も自分が「これはこんな雰囲気の映像(写真)として残したいな」と思って撮影したものを「めちゃくちゃキレイだね!」と大学の先輩に言われたときは心のそこからうれしかったのを今でも覚えてます。
もしかしたら「写真を撮ることが仕事につながるかもしれない」、動画や写真を撮ってあげた人から「優しい雰囲気に仕上げてくれてありがとう」と昔の僕みたいにうれしい言葉をもらうことができるかもしれない。
あとは実践あるのみなので、ぜひ活用してみて下さい。
ちなみにWBは奥が深くてもっともっと調整していけるんですが、その話はまた別の記事で紹介をしていきますね。
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